2026/03/22 01:19
こんばんは、ペルガモンの中の人です。
今回は少しマニアックな話、聖書カバーの留め具について当工房の考えをお話していきたいと思います。
ファスナーで開閉するタイプではなく、聖書を巻くような形で取り付けるタイプの聖書カバーの場合、固定するために何らかの留め具を使用しています。今回はその留め具に何を使用するかのお話です。

普通はバネホック

普通留め具にはバネホックと呼ばれる金具を使います。財布の小銭入れとかによく使われている↑のような留め具です。
バネホックのメリットは簡単に開閉できるところです。パチンと簡単に止まります(使ったことがある人も多いと思うので、どんな感じかイメージできると思いますが…)。一般的に使用されている金具で安価かつ入手も簡単なので、聖書カバーみたいなブックカバーには普通、留め具にはバネホックを使います。
当工房以外の聖書カバーを見てみると、バネホックを留め具に採用しているところも普通にあります。それが決して悪いわけではないのですが、当工房ではバネホックは採用していません。
バネホックを採用しない理由
バネホックには致命的な欠点があって、それは寿命が短いということです。バネホックは、針金みたいな細い2本の棒で固定する構造になっています。何度も開け閉めしているうちにその棒が歪んで、パチンと閉まらなくなります。もちろん使用頻度や使い方によって寿命は異なりますが、だいたい3年くらいが目安といわれます。
せっかく革の聖書カバーを買うなら長く愛用したい、そう思って購入される方も多いのではないでしょうか。実際、革自体は10年以上使えることも普通にあります。しかし革より金具が先に寿命をむかえてしまって、使用できなくなる…というのはちょっとどうかなーと思うので、当工房では聖書カバーにバネホックは採用していません。
とはいえバネホックが壊れたとて、別に修理できます。なので定期的に修理することを前提にバネホックを採用するのはありだと思っています。ただ個人的に、わざわざ修理のために聖書カバーを梱包、発送して、修理代金を払ってまた受け取る…というのは私がお客さんなら面倒くさいからやりたくないです。
ではなにを使うべきか
バネホックが微妙なら何を使うか。当工房ではホックを使う場合、ジャンパーホックを使用しています。

↑は小型用の巻き型聖書カバーなので、ジャンパーホックを使っています。ジャンパーホックというのはその名の通り、ジャンパーに使われている留め具です。
バネホックがパチンと留まるのに対して、ジャンパーはバチン!という感じです。
開閉がしずらいというか固いです。その代わりしっかり留まります。そして壊れにくい。というわけで当工房ではジャンパーホックを採用しています。
なんか開閉しにくいなーと思うことはあるかもしれませんが、上記のような理由でこの金具を使っています。そういうものだと思って使ってもらえると嬉しいです。ちなみにどうしても固いのが嫌という場合は、100均のろうそくを塗るとスムーズに開閉できるようになるらしいです。
マグネットもあり
中型聖書用の場合は、マグネットを使っています。↓みたいな留め具ですね。

マグネットは開閉もしやすいし、寿命も長いので理想的な留め具といえそうです。
ただ値段が高い…。なので中型用のみこの留め具を採用しています。
まとめ
いかがでしょうか。何がベストなのか難しいというか人によっても異なるのがこの留め具です。どういう背景で留め具を採用しているのか少しでも共有できたならうれしいです。
それではまた(o|o)
