2026/03/01 23:33

こんにちは、ペルガモンの中の人です。

今回は当店で販売しているオプション品、レザーコーティングについて解説をしたいと思います!

【オプション】レザーコーティング 防水 防汚 保護コーティング ※ソジシリーズ限定

https://pergamon.base.shop/items/136669604


そもそもレザーコーティングってなんぞや?

レザーコーティングと一口に言っても、色々な種類があるのですが、当店の場合は、革の表面にアクリル層を設けることを指します。アクリルというとなんだか硬そうなイメージかもしれませんが、実際に塗っているのは液体です。乾くとアクリルの薄い層になります。

染色をしたときによくこのレザーコーティングは行います。というのも自分で革を染色した場合、めちゃくちゃ色映りするんですよね。特に水にぬれた状態だとそれはもう色が移る移る…。

というわけで自分で染色をしたときには必ずこのレザーコーティングを行います。表面にアクリル層を作ることで直接革に触れないようにしているのだと思います(たぶん)。

ちなみにうちの場合、コーティング剤は二度塗りしています。その方が若干撥水性があがるんですよね。

メリット・デメリットは?

メリットはたくさんあって
①撥水性が出てくる
②防汚になる
③傷に強くなる
④色映りしにくくなる

という感じでしょうか。

特に商品ページにも記載してありますが、水には強くなります。
この通り、コーティングなしだとどんどん水が吸収されていったのに対し、コーティングありだと水滴が乗ったままになっています。ふき取り後はほとんど水滴の跡もわからなくなりました。

以前、コーティングされた革に水を入れる必要があって、水道にさらしたりしたのですが、まあ水が入らないこと…。数十分かけてやっと革全体に水を入れることができた、なんてこともありました。それくらいこのコーティングは効果があります。
(といっても油断しないことをお勧めします。床面、つまり革の裏側は未処理なので水が入りますし、雨にさらしたりすると一部だけ染み込む可能性大です)

このようにコーティングには優れた効果があります。

じゃあなんで全商品にこのコーティングをしないのかというと、手間がかかるから……というわけではありません。たとえ手間がかかってもメリットしかないのであれば全作品にこの処理をしています。

オプションにしている理由は、このコーティングには副作用というか、(私にとっては)デメリットと思えるようなことがあるからです。

具体的には
①経年変化が遅くなる
②見た目や質感が変わる
③水ジミができたらごまかせない

といったことです。
特に②の質感が私は気になってしまうんですよね。革本来の質感のほうが好みというか。

もちろんコーティングされた革の質感が全然ダメというわけではないです。実際私自身、コーティングされた革小物を使ったりしています。

ただやっぱり革本来の質感のほうが私は好みなんですよね。まあこれは個人差があるというか、結局のところ好みの問題だと思います。

実際、ヌメ革は水に対しても傷に対してもよわよわなので、コーティングしていた方が圧倒的に使い勝手はいいです。このあたりの機能面を優先するというのもありだと思います。聖書は毎日使うものですし。

結局おすすめなの?どうなの?

革本来の"味"を楽しみたいという方にとっては正直あまりお勧めできません。どうしてもコーティングによって上記のデメリットというか副作用が発生するからです。なので革の味を楽しみたい方は水にぬらしたり、汚したりしないように気を付けつつ、やらかしてしまったときには「水染みも思い出だよ!」と割り切ることをお勧めします。

一方で機能性重視、でも革の良さも味わいたいという方にとってはコーティングはよい選択肢になりえます。水や汚れを気にしながら使うのも面倒ですし。
最終的にはそれぞれの好みに尽きる…というところです!

もしご不明点等ございましたらお気軽に問い合わせをしてください!
それではまた(o|o)